張り込み

アクション
©Touchstone Pictures.
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どんなテーマも自在に、きっちり仕上げる職人監督ジョン・バダムが、「ジョーズ」(1975年)、「グッバイガール」(1977年)のリチャード・ドレイファス、「ヤングガン」シリーズ(1988年、1990年)のエミリオ・エステベス(エミリオ・エステヴェス)主演で製作したアクション・ラブ・コメディ。ヒロインを務めるマデリーン・ストウ(マデリーン・ストー)は本作が映画デビュー作品だ。バディ・ムービーの傑作で、後に続編「張り込みプラス」(1993年)も製作された。

次作 「張り込みプラス」(1993年)

おすすめ度:3.8

張り込み 作品情報

基本情報
1987年製作/117分/アメリカ/原題:STAKEOUT

スタッフ
監督:ジョン・バダム/脚本:ジム・カウフ/製作総指揮:ジョン・バダム/製作:ジム・カウフ キャスリーン・サマーズ/撮影:ジョン・シール/美術:フィリップ・ハリソン/音楽:アーサー・B・ルビンスタイン/編集:トム・ロルフ、マイケル・リップス etc.

キャスト
リチャード・ドレイファス、エミリオ・エステベス(エミリオ・エステヴェス)、マデリーン・ストウ(マデリーン・ストー)、エイダン・クイン、ダン・ラウリア(ダン・ローリア)、フォレスト・ウィッテカー、イアン・トレイシー、アール・ビリングス、ジャクソン・デイヴィス etc.

張り込み あらすじ(ストーリー概要)

アメリカ西海岸最北端の港町、シアトル。シアトル市警きっての迷コンビ(?)、クリスと相棒のビルは、魚加工工場で凶悪犯と大立ち回りを演じた挙句、取り逃がしてしまう。
そんな2人がFBIを通じて特命を命じられる。その任務とは、警官殺しで服役中の凶悪犯スティックが脱獄したので、その恋人マリアの自宅を24時間態勢で張り込むこと。しかもFBIには犯人が現われた場合は、逮捕せず、連絡をしろというもの。仲の悪いコンビとの昼夜交代制で、クリス達の担当は、夜間の張り込み。しかし、クリスは、事もあろうに、張り込み相手のマリアに一目惚れしてしまう。彼女の方もクリスに好意を持つが、クリスは、自分が刑事であることを告げられずに深い関係に。そこに、犯人が舞い戻って来て…。

張り込み 感想・レビュー(ネタバレ)

バディ・ムービーの傑作

本作は、ジャッキー・チェン主演の「ラッシュアワー」(1998年)「リーサル・ウェポン」(1987年)「48時間」(1982年)等に代表されるバディ・ムービーもの
舞台は、アメリカ西海岸の最北端に位置する港町シアトル。冒頭から港町シアトルの特色を活かした魚の加工工場での大立ち回りで笑わされてしまう。挙句、犯人は取り逃がしてしまうし。魚の臭いをプンプンさせて署に戻った二人(ここも笑える)に、脱獄凶悪犯の元恋人の家を張り込む任務が与えられ、相性の悪いコンビと24時間態勢での張り込みをすることになる。本当に仲が悪く、子供じみたイタズラを仕掛け、仕掛けられ、観る者は次第にジョン・バダム(監督)ワールドに引き込まれていく。

スーパー職人監督:ジョン・バダム

最初はつまらない任務に退屈していた二人だが、張り込む相手が若く美人だと分かると双眼鏡の奪い合いをする始末。そして、そんな彼女にクリスは一目惚れしてしまう。だが、マリア役のマデリーン・ストウの美しさを考えれば、それも頷ける。彼女の家に忍び込んだクリスが、グロリア・エステファンの「Rhythm Is Gonna Get You」の曲にのせて踊ってしまうあたりは最高に愉快。マリアの自宅に泊まったことで犯人と間違われ、パトカーに追われたりと立て続けに笑わせるが、その中にも、巧みに極悪犯の凶悪ぶりを織り交ぜたりと、この辺りにも職人監督・ジョン・バダムの手腕が光っている。笑いだけではなく、ロマンスあり、スリルあり、小技の効いたアクションありと、流石である。

主演2人の見事な掛け合い

リチャード・ドレイファス

お調子者のクリスを演じるのは、オスカー俳優リチャード・ドレイファス。「ジョーズ」(1975年)「未知との遭遇」(1977年)スティーブン・スピルバーグ作品に出演し、スター街道を驀進、「グッバイガール」(1977年)では、若干29歳の若さでアカデミー主演男優賞を手にする。本作では、地でいくようにクリスを演じている。

エミリオ・エステベス

相棒のビル役には、俳優マーティン・シーンの長男であり、チャーリー・シーンの兄でもあるエミリオ・エステベス(エミリオ・エステヴェス)。本作では、クリスの相棒にして良き理解者のビルを演じている。お坊ちゃま的イメージの彼が、ちょび髭を生やしてるだけで笑える。劇中ではカナヅチだし…。二人の掛け合いは実に見事。

マデリーン・ストウ、劇場映画デビュー作

マリア役のマデリーン・ストウは、本作が劇場映画デビュー作。本当にキレイ、美人。クリスが一目惚れするのも納得。2012年には、アメリカのピープル誌「世界で最も美しい女性」の5位にランキングされている。
彼女は本作で一躍注目を集め、これ以後、メジャー作品に立て続けに出演することになる。本作の続編の「張り込みプラス」(1993年)に顔を覗かせてくれているのは本当に嬉しい。特に最近は、こういう気の利いた続編は少なくなってるから。

こんな人におすすめ(まとめ)

「張り込み」は、バディ・ムービー好きにはたまらない作品。アクションやコメディに留まらず、ロマンスも織り込んでいて、職人芸が効いているジョン・バダム作品は最高アクションをあまり観ないという人にもお薦めの一作。

  • バディ・ムービーが好きな人
  • ポリスアクションが好きな人
  • アクション映画をあまり見ない人にもお勧め
  • 張り込みを体験したい??人
  • 職人監督作品を楽しみたい人

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