張り込みプラス

アクション
©Touchstone Pictures.
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1987年に製作されスマッシュ・ヒットを飛ばしたアクション・ラブ・コメディ「張り込み」の続編。メガホンを取ったのは前作同様、職人監督ジョン・バダム。主演はリチャード・ドレイファス、エミリオ・エステベスのバディに加えて、「プリティ・リーグ」(1992年)、「めぐり逢えたら」(1993年)のコメディ女優、ロージー・オドネルも参戦。その分、前作よりコメディ要素が強い作品となっている。
また、前作で映画デビューを果たしたマデリーン・ストウも特別出演(ノンクレジット)している。

前作 「張り込み」(1987年)

おすすめ度:3.6

張り込みプラス 作品情報

基本情報
1993年製作/108分/アメリカ/原題:another STAKEOUT

スタッフ
監督:ジョン・バダム/脚本(キャラクター創造):ジム・カウフ/製作総指揮:ジョン・バダム/製作:ジム・カウフ、キャスリーン・サマーズ、リン・ビグロー/撮影:ロイ・H・ワグナー/美術:ローレンス・G・ポール/音楽:アーサー・B・ルビンスタイン/編集:フランク・モリス etc.

キャスト
リチャード・ドレイファス、エミリオ・エステベス、ロージー・オドネル、デニス・ファリナ、マーシャ・ストラスマン、キャシー・モリアーティ、ジョン・ルービンスタイン、クリストファー・ドイル、ダン・ラウリア(ダン・ローリア) etc.

特別出演(ノンクレジット)
マデリーン・ストウ(マデリーン・ストー)

張り込みプラス あらすじ(ストーリー概要)

場所はラスベガス。殺し屋トニーは依頼を受け、ターゲットの元へ向かう。標的となるのは、組織犯罪の重要な目撃証人ルー・デラーノ。彼女は郊外の家で警察の護衛下にあった。汚染浄化サービスの作業員に扮したトニーはルーがいる家を爆破し、ルーの恋人は死亡するが、現場から彼女の遺体は見つからない…。

舞台は変わって、アメリカ西海岸最北端の港町、シアトル。シアトル市警のおとぼけ凸凹コンビのクリスと相棒ビルはホームレスの証人立ち合いの元、殺人犯を追っていた。犯人を追い詰め逮捕した直後、証人のホームレスが仲間を殺された恨みから犯人を射殺してしまう。しかも、その銃は逮捕劇の最中にクリスが落とした彼の銃だった。

警察署に戻ったクリスとビルは分署長のフィル警部(前作で昼の張り込みしていた刑事コンビの一人が昇進)から、少し調子の外れた?女性検事補ジーナ・ギャレットを手伝い、ルーの探索を命じられる。行方不明のルーはシアトル沖のリゾート地、ベインブリッジ島在住のオハラ夫妻に連絡を取っているという。
オハラ夫妻の別荘の隣にある鬼判事の高級別荘に借りて(住み込み)、即席の家族に扮した、おかしな3人組の“張り込み”が開始されるのだが…。

そして、本筋と外れたところで、前作「張り込み」のラストとめでたく結ばれたクリスとマリアだが、序盤から別れ話が持ち上がり、マリアは家から出ていってしまう。二人の恋の行方は…。

張り込みプラス 感想・レビュー(ネタバレ)

前作を引き継いだ嬉しい設定と満載の小ネタ

前作を引き継いだ設定

冒頭からクリスとビルの登場と話しの流れも前作を引き継いでいてファンを喜ばせてくれる。
「冒頭の殺し屋トニーの登場」(今作)≒「凶悪犯スティックの脱獄劇」(前作)
クリスとビルの逮捕劇。
「ビルが魚(タコ)まみれ」(今作)≒「クリスが魚まみれ」(前作)。ここでは、前作での設定がうまくチェンジ。
「クリスが生ごみ?のゴミ収集車に落ちて容疑者と格闘」(今作)≒「クリスが生魚の作業場に落ちて容疑者と格闘」(前作)。

満載の小ネタ

特別出演(ノンクレジット)のマデリーン・ストウを始め(とは言え彼女のシーンはそこそこ多い)、前作の登場人物が顔出し程度のシーンにも関わらず、出演している。
作品によっては、続編では前作の登場人物は描かれながらも、別の俳優が演じている事も多い。個人的にそうなってしまうと続編という要素がかなり薄まり、がっかり感が強くなってしまう。なので、本作の様に多くの俳優がちょい役程度でも出演している気の利いた設定は本当に嬉しく、それでこそ続編だ。

前作からの出演俳優
  • 前作でクリスと結ばれたマデリーン・ストウ演じるマリア
  • 前作でマリアがクリスに惹かれる一因?にもなったスコット・アンダーソン演じるマリアの弟
  • 前作の同僚刑事から分署長に昇進したダン・ラウリア(ダン・ローリア)演じるフィル警部
  • フェリーの船長役で出演しているジョン・バダム監督。(カメオ出演)

前作では髭を生やしていたクリスとビルの二人とも髭を落としている。ビルが髭を剃るくだりは劇中のネタになっているが。 盗聴器を仕掛けるのはビル。前作ではクリスが仕掛けていた。

“張り込み”という設定下での続編

一般的に続編を製作するからには、(前作がヒットするのは前提)前作をアップデートする必要があるが、加えて、本作の場合には、他のバディ・ムービーと異なり、映画タイトルでもある“張り込み”という環境下という制約もあり、映画作りとしては少々難しい。

前作でのクリスとビル二人での張り込み(昼担当コンビとの昼夜交代制ではあったが)から、コメディアン女優ロージー・オドネルも加わり3人での張り込みになっている。
彼女が加わった事により、前作よりサスペンス的な要素が多少薄まり、コメディ色がアップした作品となっている。

張り込みプラス まとめ

前作「張り込み」(1987年)はスマッシュ・ヒットを飛ばした作品。結果的に、興行収入の面でも成功したとは言えない。その為、本作に関しては批判的なコメントも多い。
只、レビューにも書かせてもらったが、“張り込み”という環境下という点も踏まえて、十分面白い作品だ。新たに加わったロージー・オドネル演じるジーナも交えた、クリス、ビルとの3人の掛け合いも面白い。個人的には、前作同様、クリスとビル2人での張り込みの再現も観たかった。
ストーリー性、キャラ設定、“張り込み”環境下の設定と総合的に観ても良くできた作品です。

張り込みプラス こんな人におすすめ

  • 続編、シリーズ作品が好きな人
  • アクション・コメディが好きな人
  • バディ・ムービーが好きな人
  • ポリスアクションが好きな人
  • 張り込みを体験したい??人
  • 職人監督作品を楽しみたい人

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