小さな目撃者

サスペンス
©1999 DO NOT DISTURB B.V.
アクション カーアクション サスペンス

運河の街、アムステルダムを舞台に、偶然にも殺人事件を目撃してしまった口のきけない少女が、残忍な殺し屋に追われながらも、知恵と勇気をふりしぼり反撃を繰り広げるスリルとサスペンス満載の痛快アクション。
メガホンを取ったのは同作と同じくオランダのアムステルダムを舞台にした「悪魔の密室」(1983年)で“アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭”グランプリを獲得したディック・マース。本作でもアムステルダムの街並みを存分に活かしたサスペンス、アクション作品に仕上がっている。
主人公の少女メリッサには本作がデビュー作となる新人フランチェスカ・ブラウン。父親役にはオスカー俳優ウィリアム・ハート、母親役にはどんな役柄も見事にこなすジェニファー・ティリーが脇を固めている。

おすすめ度:3.7

小さな目撃者 作品情報

基本情報
1999年製作/98分/オランダ・アメリカ合作/原題:DO NOT DISTURB

スタッフ
監督:ディック・マース/脚本:ディック・マース/製作総指揮:ハインツ・ティム、ハインツ・リーマン/製作:ラウレン・ヘールス(ローレンス・ギールス)、ディック・マース/撮影:マルク・フェルペルラン/美術:キース・スターリンク/音楽:ディック・マース/編集:ベルト・ライケライクハウゼン(バート・リケリクイゼン)/衣裳:リンダ・ボジャース etc.

キャスト
ウォルター・リッチモンド:ウィリアム・ハート/キャスリン・リッチモンド:ジェニファー・ティリー/メリッサ・リッチモンド:フランチェスカ・ブラウン/サイモン:デニス・リアリー/ルドルフ・ハートマン:マイケル・チクリス/ブルーノ・デッカー:コーリイ・ジョンソン/ビリー・ボーイ・マンソン:マイケル・A・グールジャン etc.

小さな目撃者 あらすじ(ストーリー概要)

アメリカの製薬会社の重役ウォルター・リッチモンドは、新薬の契約と観光を兼ねて、妻キャスリンと10歳の娘メリッサを連れて、オランダのアムステルダムを訪れる。中世からの残る美しい水路が迷路の様に入り組んだ水上都市アムステルダム。家族3人は著名なロック・スターも滞在している一流ホテルにチェックイン。到着早々、口のきけないメリッサはトイレに行った際に迷子になってしまい、気付くとホテルの外に出てしまっていた。

見知らぬ街で不安になりながらも両親の元に戻ろうと彷徨う内に人気のない裏道に出たメリッサは、偶然男二人が言い争っている現場に遭遇する。隠れて様子を窺っていたが、更に殺し屋が現れ、片方の男が殺されてしまう。犯人達に気づかれたメリッサは、恐怖に襲われながらも夜の街を逃げ惑う。殺し屋と雇い主の男二人は執拗に追い回す。口がきけない為、助けも呼べないメリッサ。果たして、彼女は無事に逃げ切ることができるのか!!

小さな目撃者 感想・レビュー(ネタバレ)

アムステルダム特有の景観を生かしたサスペンス・アクション

本作の面白さを増幅させているのは、アムステルダム特有の街並みだ。“運河の街”と称される通り、世界遺産にも登録されている運河は張り巡らされ美しい街を形成している。そこに暮らす人々の為の優れた都市計画から発展し、交通用の道路としての機能も果たしている。

本作でも、主人公の少女メリッサが殺し屋から追われ、運河(水路)のボートで寝起きしているホームレスに助けられ、更にはその後に追跡され、隠れたりする等のシーンで、アムステルダムの運河を楽しむことができる。
そして、殺し屋にもその景観が命取りになる?

その他にも、間口が狭く密着して立ち並ぶ家々、ちょっとしか登場しない(気付くかな)自転車等、オランダ、アムステルダム特有の景色、アイテムが登場している。

スクリーン、画面に登場する国々を旅行しているかの様に感じるのも映画の楽しみ方の一つ。

少女の口がきけないという制約

ある制約を設けることで、その映画が引き立ち、面白さが増す。その制約は映画によって様々。古くは、“サスペンスの神様”と言われた巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の「裏窓」(1954年)。ジェームズ・スチュワート演じる主人公のカメラマンは、足の骨折のため一歩も部屋から出ることができず、唯一の楽しみはアパートの窓から外を眺めるしかすることだけ。

本作も主人公メリッサが“口がきけない”という制約を設ける事で、サスペンス、スリラー要素が増している。そして、その制約によって(勿論、制約の内容にもよるが)、観客がメリッサに感情移入してしまう。“口がきけない”のとアムステルダム独特の景観が合わさる事で、楽しさも2倍となっている。

小さな目撃者 まとめ

大作ではないが本当に面白い作品。
主人公メリッサの活躍にはハラハラ、ドキドキしながら、その活躍(反撃!)は大いに楽しめた!
アムステルダムの美しい景観も楽しめるし、エレベーター内での頭脳戦、カー・チェイスと見所盛沢山。
大金をつぎ込んで製作しなくてもアイデア一つで面白い映画はたくさんある。
家族で楽しめる映画です。ご鑑賞ください!

小さな目撃者 こんな人におすすめ

  • 「子供が活躍する映画」を楽しみたい人、好きな人
  • 「子供が主人公の映画」を楽しみたい人、好きな人
  • 「主人公に制約がある映画」を楽しみたい人、好きな人
  • 「巻き込まれ型映画」を楽しみたい人、好きな人
  • 「オランダの景観、街並み」を楽しみたい人

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